
宝塚市立病院は皆さんのキャリアアップを支える制度を整えています。
ラダー制度やキャリアサポート体制、認定看護師からのメッセージをご紹介します。
宝塚市立病院看護部のキャリアラダーは、「看護の核となる実践能力」「自己教育・研究能力」「組織的役割遂行能力」の3つに5段階のレベルを設定して、確実にキャリアアップできるよう設計されています。
看護師が論理的な思考と正確な看護技術を基盤に、ケアの受け手のニーズに応じた看護を臨地で実践する能力
個人のキャリアを見据えて、自己教育を継続し、質の高い看護を探究する能力
部署や組織における自己の立場と役割を理解し、責任をもって行動し、部署を超えた人間関係を積極的に気づき、チーム医療を推進する能力
私たちは、患者を尊重し、ニーズや希望に応じた質の高い看護サービスを提供するために、個々の看護師の能力を引き出し、看護を通じて人としても成長できるようにキャリア支援を行っています。
院内では、看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)を参考に、宝塚市立病院版キャリアラダーの開発に取り組んでいます。看護師個人の能力の適切な評価により、安心・安全な看護ケアの提供をめざし、地域と連携しながら常に患者のアウトカムに目を向けたキャリア支援を行っていきます。
以前は病棟で勤務をしていて認知症の方と関わった時にある一言を患者さんに言われたんですけど、それに対する返しがちゃんとできなかったところで、こういう時にどういう対応をしたらいいのかなと思ったのをきっかけに深く認知症について学びたいと思いました。
現在は専従という形で看護部に所属しているので、色々な病棟、色々な患者さんに関わることができます。現在、看護部に配属され、認知症ケアの専従者として組織横断的に関わっています。病棟のスタッフからは、どのように患者さんに関わるかという困りごとが相談されます。その時は、認知症ケアには正しい知識が必要なので、看護師全員を対象として研修会や、部署からの希望に沿った勉強会を行っています。
これまでは認知症に対する知識が充分でない状態で患者さんと関わっていたということを改めて感じているのと、患者さんの言葉をきちんと聴き、何をこちらに言いたいのか、どんな気持ちでいるのかというのを一つひとつ丁寧に考えていくということが身についたかなと思います。
まずは認知症というと敬遠されがちな分野ではありますが、認知症看護の醍醐味とは、こちらが変われば相手も変わり、こちらの対応で劇的な変化を感じることができます。私たちの対応によって、患者さんによってよい療養を作ることができるので、そういった考えで認知症看護というものを勉強していってほしいと思います。必ず看護師になって出会う患者さんだと思うので、一緒に頑張っていけたらなと思います。
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