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Nurse staff blog
先日、ろうあ協会の方とお会いしました。
手話通訳を介しての面談でした。
安心できる医療、安全な医療、良質なインフォームドコンセント、どれも病院が提供して当たり前のコアサービスです。
そこで気づかされたのが、聴覚障害者に安心を提供できていない、という現実でした。
聴覚障害者が直面しているのは、外来で聴覚障害があると気づいてもらえない、気づかいを受けにくい現実、聞こえない不安、説明を十分理解できたとは言えないインフォームドコンセント、入院生活での他者と対話できない大きな孤独感。。。病院で聴覚障害者が直面する困りごとは計り知れないことを思い知らされました。
聴覚障害者のコミュニケーション手段は、手話、筆談、口話(読話)など。聴覚障害者に優しい病院は、手話通訳者を配置して聴覚障害者に開かれた外来を開設していたり、タブレット端末を渡して視覚から入る情報で外来受診をサポートしています。
手話ができるに越したことはないし、医療者も患者と対話をしたい、心を通わせたい、と思っています。手話は継続しないと身につきませんね。ついつい筆談を選びがちです。
いま私たちができること、
マスクを外して対応しましょう。
知っている手話は使いましょう。
理解できたか、尋ねましょう。
聴覚障害者にも優しい医療サービスのあり方を病院をあげて取り組んでいく決意をした出会いとなりました。